川淵チェアマン、カーリングの本橋さん 「球都」スポーツで活性化を
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- 2024年12月13日
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更新日:2024年12月17日
野球を地域活性化に生かす群馬県桐生市の「球都桐生プロジェクト」のシンポジウムが9月9日、同市の美喜仁桐生文化会館で開かれ、約800人が来場した。サッカーJリーグとバスケットボールのBリーグで初代チェアマンを務めた川淵三郎さん、カーリングチーム「ロコ・ソラーレ」代表理事の本橋麻里さんらが、スポーツを生かしたまちづくりについて意見を交わしました。

川淵さん「スポーツで人生豊かに」 本橋さん「地域引き上げる存在に」
同プロジェクトを具現化するイベント期間「球都桐生ウィーク」(8月22日~9月10日)の目玉企画。
第1部で川淵さんが基調講演し、第2部で川淵さんと本橋さん、荒木恵司桐生市長が登壇しパネル討論会を行いました。
川淵さんは「夢があるから強くなる」Jリーグ創設に当たり、茨城県鹿嶋市や与論島にサッカークラブが生まれた経緯を交え、まちづくりにおけるスポーツの力や、草の根でスポーツを根付かせる大切さに言及。「スポーツを愛する市民を増やすことが球都プロジェクトの目指すべき道」と強調しつつも、野球だけでなく、他のスポーツやスポーツをしない方にも配慮が必要と苦言を呈された。
カーリングの本橋さんは、故郷から世界に挑戦するチャンスを得たことで競技人生の飛躍につながったことや、旧常呂町が北見市になり「地元」が広がったことで応援の厚みが増したことなどを語った。
しかし、『カーリングシティー北見』と言われると、他の競技をしている人はどう思うかなと気になったりもするが、地域を引っ張り上げる存在はあってもいい。
桐生で野球が中心にあるので、野球を中心にさまざまなスポーツを引き上げることで、いろんなアイデアを持った人が増え、いい町にしていけるのでは」と語った。
川淵さんと本橋さんには、着物をリメークした「桐生アロハ」のシャツとムームーが記念品に贈られた。

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